[Exhibition] ねこ と たこ どこへ

茨城県つくば市にある千年一日珈琲焙煎所CAFEで展示を開催しました。
タイトルは「ねこ と たこ どこへ」。

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以下、ステートメント
移動中にみた車からの風景と長年住んだ家からの風景が境界なく混ざるときがある。
ピザに蝋燭を立ててお祝いしてもらったワンシーンも、教えてもらって聴いた音楽も大切な風景の一部。
過去と現在が混ざってあらたな風景をつくる。
それはどこかにあってどこにもない風景。記憶が混ざり合ってできた風景はやさしかったり、ときどき悲しい。
タイトルの『ねこ と たこ どこへ』は、昨年家に迎えた猫が窓辺で外を見ている後ろ姿をみたときに思いついたもの。
うちの猫も過去に見た風景と今見ている窓辺からの風景を混ざり合わせてどこかに行っているのかもしれないなと想像をする。
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店内で販売している珈琲豆の既存パッケージに自分の絵を潜ませていただいた。
展示期間中の特別仕様のパッケージとして豆は販売され、絵と珈琲の豆袋の存在が一体となる。
絵が店内でできるだけ溶け込むように展示空間をつくりたかったからである。
これは千年一日珈琲さんが「あたりまえに働く風景をつくる」と指針を掲げた多機能型の障害者就労継続支援作業所であることを受け、
できるだけ「絵が飾られた状態があたりまえ(常設展)」のようにみえることを目指している。

Venue:千年一日珈琲焙煎所CAFE